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画像データ入稿ガイド

定型サイズ商品 (ダイカット以外) の画像データ入稿に関するルールと、データ作成時の注意点をまとめています。 特に「解像度と実寸法の関係」は、印刷品質に直結する重要なポイントですので、必ずご確認ください。

1. 基本要件

  • ファイル形式: JPEG または PNG
  • ファイルサイズ: 最大 100MB
  • カラーモード: RGB (sRGB または Adobe RGB)。CMYK 入稿は受け付けません
  • カラープロファイル: ICC プロファイルを必ず埋め込んでください (未埋め込みは sRGB として処理)
  • サイズ: 仕上がり寸法 + 上下左右 3mm の塗り足し付き実寸
  • 解像度: 仕上がり寸法上で 300 dpi 以上 (推奨 350 dpi 以上)

2. 解像度と実寸法の関係 ⚠️ 重要

解像度 (dpi) とは「1インチ (= 25.4mm) あたりに何個の画素が並ぶか」という密度の単位です。 つまり、印刷物の細かさ (精細さ) は「画像のピクセル数」と「印刷する実寸法」の 比率 で決まります。

小さく印刷 12 × 12 px の画像 100mm に印刷 高密度 (= 高 dpi) ✓ 同じ画像を大きく印刷 同じ 12 × 12 px の画像 200mm に印刷 (= 1ピクセルが 2倍に拡大) 低密度 (= 低 dpi) ✗ ガタガタ
同じピクセル数の画像 (ここでは 12 × 12 ピクセルのハート形) でも、印刷サイズが大きくなるほど 1ピクセル分が物理的に大きくなり (= 1mm あたりの画素数が低下し)、ガタガタした見た目になります。
計算式
必要ピクセル数 = 印刷する寸法 (mm) × dpi ÷ 25.4

例: 100mm 幅で 300dpi の印刷をするには 100 × 300 ÷ 25.4 ≈ 1181 ピクセル 必要。

逆算 (画像から最大印刷サイズ)
印刷可能寸法 (mm) = ピクセル数 × 25.4 ÷ dpi

例: 1500 ピクセル幅の画像を 300dpi で印刷するなら 最大 127mm まで精細に印刷可能。

よくある誤解
Photoshop の「画像解像度」ダイアログで dpi の数値だけを 72 から 300 に上げても、画質はよくなりません。 ピクセル数が同じままだと、見かけの寸法が小さくなるか、または既存ピクセルを引き伸ばすだけです。
細部まで精細に印刷するには、元データから「印刷する実寸 × 必要 dpi」のピクセル数で書き出し直す必要があります。
なぜ 300 dpi が必要なのか?

人の目で見て「滑らか」と感じるには、印刷物では一般的に 250〜350 dpi 必要だと言われています。 本サービスでは 300 dpi を最低基準とし、不足する場合はアップロード時にエラーで弾きます。 写真など細部のディテールが重要な画像は 350 dpi 以上を推奨します。

3. 商品サイズ別の必要ピクセル数

各商品サイズで 300 dpi を満たすために必要な画像ピクセル数の目安です (塗り足し込み)。 推奨の 350 dpi を狙う場合は、表の数値を 1.17 倍してください。

商品サイズ 仕上がり寸法 塗り足し込み実寸 必要ピクセル数 (300 dpi)
A1 (594㎜×841㎜) 594 × 841 mm 600 × 847 mm 7,087 × 10,004 px
A2 (420㎜×594㎜) 420 × 594 mm 426 × 600 mm 5,032 × 7,087 px
A3 (297㎜×420㎜) 297 × 420 mm 303 × 426 mm 3,579 × 5,032 px
A4 (210㎜×297㎜) 210 × 297 mm 216 × 303 mm 2,552 × 3,579 px
A5 (148㎜×210㎜) 148 × 210 mm 154 × 216 mm 1,819 × 2,552 px
A6 (105㎜×148㎜) 105 × 148 mm 111 × 154 mm 1,312 × 1,819 px
トレカ (63㎜×88㎜) 63 × 88 mm 69 × 94 mm 815 × 1,111 px

※ 縦横は問いません (画像が横長なら自動的に向きが揃えられます)。

4. 仕上がり寸法と塗り足し

仕上がり寸法は商品の最終的な表示サイズです。 塗り足しとは、裁断時のズレに備えて仕上がりの外側にも印刷を伸ばしておく余白で、本サービスでは 上下左右に 3mm ずつ 必要です。

仕上がり寸法 (印刷後に残る範囲) 塗り足し (3mm) セーフエリア (文字・ロゴはこの内側へ)
入稿データには赤い斜線部分の塗り足しまで含めて作成してください。文字・ロゴは点線のセーフエリア内に収めると安全です。
  • 背景を仕上がりの外側 3mm にも伸ばしておくと、裁断ズレで白い縁が出るのを防げます
  • 文字やロゴなどは仕上がり寸法の 内側 3〜5mm に収めるのが安全です (端ギリギリは切れる可能性あり)
  • 画像のアスペクト比が商品の比率と異なる場合、自動的に中央でクロップされます

5. カラーモードとプロファイル

  • 本サービスの印刷は広色域に対応しています。RGB (sRGB または Adobe RGB) で書き出してください
  • CMYK の画像は色域が狭いため受け付けません (アップロード時にエラー)
  • カラープロファイル (ICC) は必ず埋め込み。プロファイルが埋め込まれていない画像は sRGB として処理されるため、Adobe RGB で作成した場合は意図した色にならず、くすんで印刷されます

6. 書き出し方 (Photoshop / Illustrator)

Adobe Photoshop
  1. 「イメージ > モード > RGB カラー」になっていることを確認
  2. 「イメージ > 画像解像度」で幅 × 高さ (mm) を塗り足し込みの実寸に、解像度を 300 ピクセル/インチ以上に設定
  3. 「ファイル > 書き出し > Web 用に保存」または「別名で保存」で JPEG 形式を選択
  4. 保存ダイアログで 「カラープロファイルの埋め込み」にチェック
  5. JPEG 画質は最高 (12) を推奨
Adobe Illustrator
  1. 「ファイル > ドキュメントのカラーモード > RGB カラー」になっていることを確認
  2. アートボードを塗り足し込みの実寸で作成
  3. 「ファイル > 書き出し > 書き出し形式」で JPEG (.jpg) または PNG (.png) を選択
  4. 解像度を 高解像度 (300 ppi) 以上に設定
  5. カラーモード RGB「ICC プロファイルを埋め込み」にチェック

7. よくある失敗例

「解像度が低すぎます」エラーが出る

Web 表示用に縮小された小さな画像 (例: 800×600px) を A4 サイズで印刷しようとするケース。 該当サイズの「必要ピクセル数」(セクション 3 参照) を確認し、それを満たすデータをご用意ください。 画像編集ソフトで dpi の数値だけを上げても解決しません。

色がくすんだ・暗くなった

Adobe RGB で作成した画像にカラープロファイルを埋め込まずに書き出した場合、 本サービスは sRGB として解釈してしまい、彩度が落ちた色で印刷されます。 必ず ICC プロファイルを埋め込んでください。

端の文字が切れた

塗り足しを考慮せず、仕上がり寸法ピッタリに文字を配置した場合、 裁断時にギリギリの文字が切れることがあります。 重要な要素は仕上がりの内側 3〜5mm に収めてください。

画像が歪んで印刷された

画像のアスペクト比が商品サイズと異なる場合、中央でクロップされます。 意図した構図にしたい場合は、商品サイズの比率 (塗り足し込み) で書き出してください。